みなさんこんにちは。
今回は
- 中国語の勉強って簡単かな?
- 英語の次は中国語とか、今後重要、みたいに言われてるけど、漢字ばっかでなんか難しそう。。
- 英語と比べるとどう?
という疑問にお答えしていきます。
以下目次です。
それではいきましょう!!
目次
1 中国語の勉強は簡単です
結論、正直中国語の勉強はかなり簡単です。
- 漢字しかないっていうのも、むしろ中国語を簡単にする要素です。(特に日本人にとっては)
- 英語や、その他の西洋の言語とかと比べてみても、中国語は非常に簡単です。
- 理由は大きく、文法、漢字、発音です。
それぞれこれから解説していきます。
2 この記事を読むべき理由
この記事を読むと、以下のようなことがわかります
- 中国語の勉強が意外と簡単で、日本人にとっては特に簡単だし、お得なので、やらない理由がない、ことがわかります。
- そして、中国語を勉強してみようかな、という気持ちになれるでしょう。
3 文法が簡単
まず、中国語は文法が簡単です。
具体的にどう簡単かといいますと、以下の4点を挙げられます。
- 活用がない
- 三単現とかない
- 時制も少ない
- 敬語もない
順番に見ていきますね。
1 活用がない
日本語の場合、動詞とか形容詞って活用しますよね?
むかし中学校とかで習った、五段活用とか、サ行変格活用とかってやつです。
これは、英語にもありませんが、中国語にはありません。
つまり、動詞とかを一個覚えたら、それをいつでも使える、ということです。
2 三単現とか、性別の概念がない
三単現は三人称単数現在ってやつですね。
これも、「むかし英語の時やったわ~」ってかた多いのではないでしょうか?
具体的には、
I play tennis. You play tennis. → 一人称二人称現在単数なので、普通
She plays tennis. → 三人称単数現在なので、sをつける
ってやつです。
これも、中国語にはありません。
つまり、動詞を一個覚えたら、それをいつでも使える、ということです。(2回目)
ヨーロッパの言語ではこれに加えて、各名詞に性別があり、それによって動詞の形が変わったりする言語もあります。
そうなると、同じ動詞でもいくつもの形を覚えないといけません。
まあ、漢字なので形を変えたりしようがないってのは、よく考えれば当たり前なのですが、学ぶ前は気づきにくい点かなと思います。
3 時制も少ない
中国語は時制がちょっと特殊で、英語にある、過去形・未来形なんかがありません。
っっっっっ?!ってなりますよね(笑)
その代わり、中国語では、状態の変化や時間の経過なんかで表現していきます。
※この辺りの表現は専門家からはツッコミどころがあるのかもしれませんが、今回は学習者の視点で話していきます。
これはつまり、英語みたいにいろいろな時制、それぞれになに形を使うのか、ということを覚えなくてもいいということです。
ただ、この中国語の時制の概念は特殊なので、理解には少し時間がかかりますし、ある意味で難しいです。
また、特殊だというマインドを持ちきれずに、英語等の文法を無理やり当てはめてしまう学習者もたくさんいたりします。
意味は通じるけど、それ中国語じゃねー、みたいなことは多くあります。
日本語には実は似た概念があるので、日本人には少くなっています。
例: (中)吃饱“了”。 (日)お腹いっぱいになっ“た” 。 (英)I “am” hungry.
この3つを比べてみると、中国語と日本語では、”た”・”了“、と完了を表すものになっているのに対し、英語では、”am”と現在形になっています。
これは、日本語と中国語では、今まで減ってなかったのが今は減っている、という時間の流れ、状態の変化を表す表現で表すに対し、英語では現在減っている、という現在形の表現を使うからです。
4 敬語もない
中国語には敬語もほとんどありません。
これには意外だと思う方も多いのではないでしょうか?
「中国語なんて敬語いっぱいありそう。」
私もそう思いましたが、実はないんです。
唯一ある表現としては、”あなた”を表す単語に”您”というものがあります。
普段使う表現は”你”というものですが、これは見たことがある方もいるのではないでしょうか。
”您”は”你”の丁寧なバージョンだとイメージしてもらえたら大丈夫です。
ホテルとか、格式高いところで使われるイメージですね。ローカルのレストランで使われることはあまり期待しない方がいいです。
中国語における敬語らしい敬語はこれだけです。
中国人の友人も笑いながら認めていたので、間違いありません。
ちなみに日本語は、”私”とか”あなた”に当たる表現はいっぱいありますよね。
中国語や英語にはあまりない日本語の特徴です。
4 漢字が簡体字で簡単
中国語の漢字はご覧になったことはありますか?
少し例を書いてみると、こんな感じ。
語 → 语
習 → 习
時間 → 时间
線 → 线
録 → 登录
簡略化されてますね。
これを、”簡体字”と言います。
最初はちょっと気持ち悪いと感じてしまう見た目の漢字もあると思います。
私もそうでした。が、勉強していくと、書きやすいし、覚えやすいし、簡単さがわかるし、楽です。
慣れてしまうと、普段日本語でメモを取るときも、素早くメモを取れることから使ってしまうくらい便利で、楽です。
漢字が簡略化されている分、もちろん簡単なのですが、そもそも論として、「漢字だから」日本人には簡単という話もあります。
漢字を使わない言語の人にとっては、漢字というものを一から覚えないといけません。
このため、西洋の国では中国語はもっとも勉強することが難しい言語の一つによく数えられたりします。
が、日本人は最初から多くの漢字を知ったところからスタートします。これって、めちゃくちゃなチートですよね。
トーナメントで言ったら準々決勝くらいまでシードで行っちゃう感じです。
世界的に見ても学ぶのが難しいといわれる言語のひとつをこんなにお得に学ぶことができるというのはとっっっっってもお得ですし、国際的な場ではドヤ顔できるかもしれませんよ。
(まあドヤ顔したかったら、日本人なのにヨーロッパの言語がペラペラとかのほうがいいのかもしれませんが。日本人の間からもかっこいい!とか言われやすいでしょうですし。)
ちなみに、、、、
そもそも簡体字がなぜ生まれたかというと、中国でまだ識字率が低かった頃に、もっと人々が読み書きしやすいように、ということで生まれたそうです。
ウィキペディアによると、総数は2235字あるそうで、識字率が上がり、書くのもタイピングがメインの現在は、少しずつ戻すべきではないか、という議論もあるようです。
個人的には、すでに広く普及してしまっていますし、子供の頃から簡体字の世代が大人になってしまうと、戻すっていうのはあまり現実的ではないと思ってしまいますが、繁体字の方がかっこよくて好きなので、戻って欲しいなという気持ちもあります。勉強し直すの大変ですけど。
なので当時の背景や、成果を考えると、悪くない施策だったのではないかともお思います。
ちなみに、簡略化されていない元の漢字を”繁体字”と呼び、台湾などでは現在もこちらが使われています。こちらは日本語の漢字よりもさらに伝統的な、難しい漢字です。
最初簡体字を見た時は気持ち悪いとか思ってしまいますけど、日本の漢字もある意味簡体字な訳で、台湾人からしたら気持ち悪いのかなーと思ったり。
以前台湾人に聞いてみたら、そんなこと思ったことないって言われましたが(笑)
5 漢字だから見て意味がわかる
漢字の話が続きますが、中国語は、当たり前ですが、漢字で書かれています。
漢字のいいところは、一つ一つが絵のように意味を持っていて、知らない漢字でも見るだけで意味が推測できることだと思います。
当たり前ですが。
これはどんなところに活かせるかというと、
- 知らない単語の意味が推測できる
- 長文読解で、自分の実際のレベルより高い文章を見ても、意味が推測できるので、問題を解ける(ここでも日本人チート。)
- お店で、メニューを見てどんなものかが推測できる
- 旅行中、相手の言っていることがわからないけど、筆談したら解決した
こんな感じのいいところがあります。
こういうことは、英語ではなかなかないことですよね。
長文読解が解きやすいというのは、すなわち、資格試験を取りやすいということです。
つまり、漢字がわからない国の人に比べて日本時はとってもお得!だということです。
現代風にいうと、”中国語のリーディング、日本人まじチートだと思う。”って感じです。
また、メニューが読めるというのは、中国以外の国を旅行中に、その国の言語がわからなくても、中国語メニューを見れば、少し注文しやすくなるということです。
中国人多いので、世界中どこでも観光客がそれなりにいるところなら、中国語メニューあることは多いですよ。
私はイタリアのベネチアで感動しました。どんなメニューかわかる!と。それも、英語より圧倒的な速さで。
繰り返しになりますが、絵のように見てわかるのが漢字です。
6 発音がわかりやすいし、勉強しやすい
中国語には、ピンインというものがあり、これは発音記号兼ローマ字みたいなものです。
例を挙げるとこんな感じ
你好(ニーハオ) → nǐ hǎo
谢谢(シエシエ) → xìe xìe ※ちなみに谢谢はシェイシェイではなく、シエシエですよ。
上を見てわかるように、日本語で言うところのローマ字のような感じになっています。
そして、iとaの上を見ていただくとわかりますが、変な記号みたいなのがついているのがわかるかと思います。
これは発音を示しています。ピンインが発音記号にもなっている、と言ったのはこういう理由からです。
英語にも発音記号はありますが、あれをきちんと勉強したことがあるって方は少ないのではないでしょうか?
中国語では、学校に通う場合、これを最初にしっかり勉強します。
しかも、スマホ等で入力する際にもこれを使うことになるので、勉強しないと書くときにも苦戦します。
また、単語帳や、勉強する教科書にも必ず書いてあります。
でも、英語を勉強したときは、発音記号をあんまり勉強せずに勉強してしまいましたし、私は以前ドイツ語を勉強したことがあるのですが、ドイツ語の教科書、単語帳には発音記号は書いてありませんでした。
このように、発音を勉強しやすいので、話すときに伝わらなかったり、聞き取れなかったりが起きにくくすることができます。
ただこれは次のパートでお話ししますが、あなた次第なところもあります。
また、英語は、複数の単語が繋がったりして、実際どう発音しているのかよくわからないものも多く、きちんと知るのは非常に難しい。
でも中国語は、とりあえずピンインに忠実に発音しておけば間違わないし、はっきり発音する言語なので、繋がったりとかも英語とかに比べると少ない印象です。
まあ、方言多いし、みんな発音違うから、方言かと思われるのはあるあるだったりするので(ある程度話せるようになったら)、正しさを追い求めすぎなくていいこともよさではあります。
7 唯一難しい点を上げておくと、発音は難しい
さてここまで、これが簡単あれが簡単と言う話をして持ち上げてきましたが、最後に一個だけ落とす話?をしておこうと思います。
それは、発音は正直難しいということです。
”中国語難しい”と感じる人の多くや、つまずいてしったり挫折してしまう人の多くはここが原因のことが多いです。
まあもちろん、他のことでつまずいて辞めてしまう人もいっぱいいますが、そういう人は正直、中国語だから挫折したというよりも、他の言語でも挫折するタイプの人だと思います。
と私は他の学習者を見ながら思いました。
さて発音の話ですが、これは、合わない人は確かにとことん合わないです。
でもきちんと勉強すれば、乗り越えることは不可能ではないと思っていて、単純にピンインの勉強が疎かで、”わからん無理”ってなってる人も非常多いです。
とことんわないわけではない人は、ピンインを勉強して発音の壁さえ乗り越えれば、あとは割とすんなり上に行ける人が多い印象です。
なにしろ他に難しい要素がないので。
8 【番外編】第二外国語は簡単です
よく第二外国語は第一外国語に比べて簡単、とか、第三外国語はさらに簡単とか言われますが、あれは本当です。
私の実体験からそう保証します。
そのため、もしあなたが、
- 英語を割ときちんと勉強していた
- 英語が話せる(勉強して)
のであれば、英語を勉強した時よりも圧倒的に簡単にマスターできます。
その差にびっくりされることでしょう。
私もびっくりしました。まあ勉強法もある程度わかってますしね、そこで足踏みする時間も短縮できるってのも一つの理由だと思います。
9 まとめ
中国語は英語と比べるともちろん、他のヨーロッパの言語等と比べるとめっちゃ簡単です。理由は、大きく、
- 文法が簡単だから
- 漢字が簡単だから発音が勉強しやすいから
そして、日本人まじチートだし、話してる人の人口多いし、やらない理由ない。
といったところです。
いかがでしたか?
それでは!読んでくださりありがとうございます!